AT限定普通二輪免許のメリット

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AT限定普通二輪免許はいわゆるビッグスクーターの台数増加により、2005年に登場したまだ歴史の浅い免許です。
AT限定小型二輪免許は取得率40%と、かなりメジャーな免許になってきましたが、普通二輪に関してはまだ10%にも
満たないマイナーな免許
です。
この免許が不人気で有名なのは何故でしょうか?

1 時間、金額が変わらない、四輪免許所持者ですと、ATは13時間、MTは17時間と4時間しか変わりません。
  当然金額もその4時間分しか差がないわけです。

2 車体がMTより重くデカイ。かつ小回りが苦手な車体でMTと同等の狭いコースでの教習。
  特に低速教習の一本橋、S字、クランクにおいてはMTより難しいとの意見もあり。

3 免許を取得しても、当然ながら
MT車は乗れない


この3点が不人気の理由でしょう。
まとめちゃうと、時間も金も変わらないし、そのわりには四輪みたいにATだから簡単とは一概に言えないし、
それで結局MTには乗れないのだから、ふんだりけったりだ。

といったところでしょうか。



しかし私的には二つの条件が揃えばAT免許もありと考えています。
その条件とは
1 免許取得後、すぐにビッグスクーターを買う予定がある。
2 かつ、当分はMTに乗る予定がない。

この2点がはっきりしているのであれば、AT免許を狙っても良いと考えます。


その理由は
スクーターに乗りたいのに、ずっとMT車で教習を受けることが楽しいでしょうか?
スクーターに乗りたいのだから、本当はスクーターで教習受けたいはずです。
しかしMT車にも乗れる免許のために、わざわざMT免許にしていませんか??

MT免許でもAT車教習というのが2時間ありますが、だいたい外周の周回程度で小回りの走行まではやりません。
でもATの小回りは難しい。。。
それはATはATなりの運転方法があるのです。
MTと同じ方法でATを運転しようとするから難しく感じるのです。

教習なんてMTでいいし、免許とってスクーター買っても公道で少し走って慣れてしまえば同じという意見もありますが、
これには私は大いに異議ありです。
その慣れるまでというのは、慣れていないわけです。その時点では公道で事故を起す確率が高いはずです。
公道は名前の通り、公共のもの、そう自分だけでなく他人をも巻き込む可能性があるのです。
むろん法律上問題はありませんが、理想とすべき方法ではありません。


AT車で教習を受ける。自己流ではなく基本からみっちりと、難しくてハンコもらい損ねることもあるでしょう。
でもそれはまだ公道で走るには技術的に未熟だよということです。
教習所とは免許をもらう道具的場所ではなく、いかに危険を減らせるか、いかに安全を保てるか、その取得をする
場所だと思っています。

もちろん教習所の技術などベテランライダーからすれば、最低限の技術だと思います。
しかし公道デビューで1%でも危険を減らせるなら、AT教習も意味あるものだと思うのです。
一本橋、S字、クランクも、すり抜けや、駐輪場での取り回しなど、運転当初はかなり助かるはずです。

これが私がAT免許を取得する意義だと考えています。





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